=古伊万里の店いろいろ=
=古伊万里の店いろいろUへ=
まずは、京都の新門前町のことを少し、、、さすがの町並みだった。さすが日本を代表する骨董街だった。中でも印象に残ったのは四軒。 
一軒目 名前はK店、かなりいいものを扱っているのだが飛びぬけていいものは、無かったような気がした。小難しそうなご主人「元禄頃の藍柿ありますか?」の問いに「どこの店でも享保頃のものを元禄だと偽って売っている。本当に元禄のものは少ないんや。」と的外れな返事、無いのなら無いと言ってね!  
二軒目 ステテコ親父の店、尺五寸ほどの自在鉤を四十万とおっしゃり、更には、「門前町端から端まで歩いて、初期はたくさんあっても、自在は無いで。」それとこれは、話が違うやろう、それにこの大きさで四十万もする自在なんか日本中探しても無いわ。
更に、名台詞がこれ、私らが買う気が無いと見るや「ちょっと用事を思い出した、15分くらいしてまた来てくれるか?」これは見事なしょんべん防止の言葉や。本当に買う気があれば15分くらい待てるだろうし、無ければそのままさよなら、この15分という時間が味噌なんやろうな。 
三軒目 花唐草松竹梅文小鉢G店、徳島の市で根こそぎかっぱいで行くという噂の店で、必ず立ち寄りたいと思ってた店のうちの一軒、最上手のものは無いが背伸びをすれば買えそうなクラスのものを並べている。
ここで宝暦頃の花唐草の小鉢を買った。門前町相場につき、少し値段が高めだったが、上りが見事なので、文句なし。
四軒目 T店、言わずと知れた代表的な店だが、なんともめまいがしそうなくらい腹いっぱいになって、気分が悪くなったところに大盛りスペシャルディナーをどうぞと言わんばかりに積み上げている。
古伊万里は、そんなに積み上げるものではないと思う。夜店の瀬戸物屋じゃないんやから。もう少し大事にかけがえの無い大切な一品として扱って欲しいと思う。
それでも、この店の品物総額何億なんだろうと想像したら、自分のコレクションが馬鹿らしく思えてきた。
0、11の骨董市で、一番まじめな古伊万里の店を紹介、大阪よりの、HTM店。店番のU君、しょんべんだけでごめんね。まあまあの初期があって、U君目いっぱいまで値を下げてくれたけど、YESが言えなかった。あなたの誠意は十分に伝わりました。今日の初期はどうも図柄が気に入らなかっただけ、また良いのがあったら今度は、付き合いしますね。ただ新物と古伊万里は、はっきり分けようね。いっしょに並べると、店の品が落ちるよ。
 ともかくまた逢える日を楽しみにしてます。
店で見てはいけないものを見てしまった話を少し、、、。
 「こんな品ですがどうですか?」と差し出されたのが、蛸唐草の八角皿、上りが少し悪く、おまけに五弁花が、かなり歪んでいる。これは、欲しくないととっさに思い、丁寧にお断りしたまではよかった。
 次の骨董市のときに、いつもしょんべんする姫路のおばちゃんの店で、「にーちゃん、こんな皿どないや?」
と出されたのがその八角皿だった。忘れもしない歪んだ五弁花を見ながら「おばちゃんこの皿見たこと有るで。」と言うと「前にこの町の業者さんに貸しとった事があるよ。」との返事。
 ちょっと淋しくなった。
U店、露天の売れ残りを俺に勧めよった。あれほど骨董市を馬鹿にしていたU店が、、、小市民ゆえU店では言えなかったが、腹の底にしっかり残っています。
 それでもいったいこの業界の仕組みってどうなってるのだろうか?ますます分からん!
近くの県にあったZ店、この間店じまいしたとか。その話を少し、、、。
 なんでもそこの女性オーナーのパトロンが万歳してしまったからだとか。そのオーナー、市での買いっぷりもお見事で、「それと、これと、あれと、これね。」とばかりに最上手の品ばかりを買い付け、「支払いはパトロンに回してね。」だったそうだ。
 その品が売れようが売れまいが、古伊万里雑誌に自分の店の上手の品々が載っているのを見るのが楽しみだったとか。そして時々、他店を覗いては、「まあまあ、ですね。」の決り文句を置いて帰るのが常だったそうだ。
 当然同業者からの受けは悪く、店じまいを哀れむ物は誰もいなかったとか。
 一度だけその店を訪ねたことが有る。
 いけませんのいけませんことに、きれいなバイトのおねーちゃんしかいなかった。おまけに、近所のおねーちゃんのファンといっしょに、ジュースを飲んでいる最中だった。
 それでも、何か一つ買って帰ろうと思っていたので、いろいろ見ていたのだが、品定めをしている最中も定番のことしかしゃべらず、気の利く台詞一つ無かった。
 ようやく見つけた一品についての質問で、「これは古伊万里とのことですが、藍柿じゃないんですか?」の質問に「古伊万里です。」の一点張り。「藍柿と何処が違うのですか?」の質問に「もう少し勉強していくとだんだん分かるようになりますよ。」との返事。きれいなおねーちゃんで無ければ、その皿をぶつけていたかもしれません。
 それでも小市民、それ以上は強く言えず、いよいよ値段交渉と思いきや、、、「○万円です。」「消費税を入れて、○万×千円です。」、、、。まいりました。あなたのお店無くなるはずです。
 その時の皿です。 思い出深い皿です。あぁ〜懐かしや今は無きZ店
ある骨董市でこんな店があった話を少し、、、。
そこの親父、蛸唐草の小鉢を手にとって私に「にーちゃん、これえーやろ。」
「いいですね。」
「何かわかるか?」
「古伊万里ですね。」
「この図柄、何ていうか分かるか?」
「蛸唐草でしょ。」
「時代はどのくらいやと思うか?」
「宝暦くらいですか?」
「なんぼくらいやと思うか?」
「5万円くらいですか?」
「、、、4万でどないや?」
誰が買うか!!
4万だったらお買い得なのかもしれないが、その親父のやり取りが嫌いや。
その、人の腹を探ってから、商売を始めようかというその性根が嫌です。
もし私が、「明治ですね。」と言ってたらどうなっていたのだろうか?
もし私が、「5千円まででしょうね!」って言ってたらどうなっていたのだろうか?
もう一度、会いたいです。今度は、おもいっきりオトボケをかましてやろうと思ってます。
悲壮感漂うK店の話を少し、、、。
骨董市で時々見かけるK店、最初の出会いに時に、藍柿の皿を1枚買っただけなんですが、すっかりお馴染みさんになってしまっています。
いい品物を置いているのだが、とにかく店中に悲壮感が漂っています。何か買わないと心苦しい気分になってしまいます。
いつも夫婦で来ているのだが、特に奥さんがすごい、今にも泣き出さんばかりの形相でこれでもかとばかりに必死で商品を勧めてくれます。私が手に取る商品全てに、長い長い誉め言葉がついてきます。きつい〜。
その店の中に居ると、息苦しくなってきます。特に暇な時は、「誰か次のお客さん来てくれ〜」と、祈りたくなるような時もあります。
一目でそれとわかる、尻に引かれっぱなしの御主人はと言えば、必ず奥さんの横で笑顔でうなずいています。どの商品の前に行っても、必死の形相の奥さんがあれやこれやの能書きでその商品を勧めたおし、その傍らで御主人が笑顔でうなずき。きついわ〜。
骨董市となると、会場を3、4回りは最低するのだが、その店の前を通るたびに、奥さんが、すがるような目でこっちを見ています。そして御主人が隣でうなずいている。きっつ〜。
悲壮感漂うK店の話第二話、、、。
こんなこともありました。
ある日の骨董市でそのK店を覗いた後、たまたまK店の隣に店を出していた姫路のおばちゃんの店でいつものようにしょんべんをしていたら、間仕切りの商品の隙間からこちらを覗いている目が四つ。
K店夫婦、私がそこで何か買いやしないかと気になって仕方ないのか、隙間からうかがっていたのだ。きっつ〜のきっつ〜。
そしてもう一回りして、再びK店に訪れるや否や、いつも以上の必死の形相で「さっき隣の店で見ていた、藍柿は良くないです。もう少し待ってください、もっと良い物をもっと安くお分けします。」とのこと。そしてやはり御主人が横で笑顔でうなずいていました。きっつ〜のきっつ〜のきっつ〜です。
某県の、M店のきれいな女主人の店の話を少し、、、。
その女主人、古布を使ってのパッチワークの権威でして、教室も持っているそうです。私が伺った時も、古布を洗って、アイロンをかけているところでした。
私はといえば、きれいな主人の楽しそうにアイロンを掛けている姿にしばし我を忘れて夢うつつで見とれていたのだが、ふと我に返ってお店を見渡してみると、パッチワークの凄い作品が並んでいました。全然興味無かったのだが、いまだにあの作品達が、目に焼き付いています。立体感が凄かった。今にも飛び出してきそうなくらいでした。
お金に余裕があったら、部屋の飾りに一つ分けてもらってても良かったかなと、今になって思います。
その店で、酒袋を買いました。(酒造りの行程において、もろみを絞るのに使ったもの。柿渋が塗られていて、その柿渋ともろみのエキスが絡み合って長年の年月で独特の色合いになったもの。現在の酒造りにおいては、ビニール製の物を使っているので、今後出来ることは無いそうです。)パッチワークの材料として、カバンなどを作るのに良いそうだが、ショーケースの敷物として重宝しています。
高級店って何?
先日、図書館で読んだ古伊万里関係の本の中に、「〜その店は、田舎のほこりをかぶった骨董店と違って高級店で〜。」との、くだりがあった。
何か引っかかって引っかかって、、、。
高級店って何だ?誰が決めたのだ?何かの投票で決まったのか?
何が高級なんだ?その店か?総大理石で出来ているのか?店内中金箔を貼りめぐらせているのか?
それとも商品か?200万以下の商品は扱っていないとか、か?あるいは、私ら小市民の家には間違っても置いてはいけないものを扱っているとか、か?
それともご主人か?おばあさんが皇室の出だとか、か?
また、「訪問する時は、それなりの服装で〜」などとも書いていた。バブル期のゴルフ場によくあった、「ブレザーを必ず着用してご来場ください。」みたいなものか?そんなゴルフ場今や、閑古鳥が鳴いてるよ〜ん!それどころか今はもう無くなってるかも知れん!
一生懸命仕事をして儲けた金で買い物をするのに、その、それぞれの方に取っての最高の正装とも言える仕事着のままでは入れない店なんてのは、それはそれでそちらの勝手なんだろうけど、私は遠慮させていただきます。
そうだ、正しくない店に書き加えておこ〜っと。
今日は久しぶりに完全オフの一日、当然の如くそんな日は古伊万里に費やします。
今日は少し遠出をして相互リンクでお世話になっている茎田さんのお店にお伺いいたしました。
小心者の小市民、3日位前からメールで「行くかもしれませんよ。」と打診して、ドキドキワクワクの3日間を過ごし、そして今日に至りました。
なんかね、これだけメールなんかでやり取りしてると初対面って気がしないはずなんだけど、それでもドキドキしました。
出かける前に、もう一度自分で作った「古伊万里の店初めて訪問時のマニュアル」を読み直して粗相のないように気をつけましたがいかがだったでしょうか?
お店に入るといきなり凄い品が並んでいて、自分のドキドキを抑えるのに精一杯でした。すぐにその凄い品々に目が行って、手に取りたかったのですが自分の手が震えているのが分かっていたので、先ず安そうな(ごめん)品を手にとって手の震えが納まるのを待ちました。
手の震えさえ収まればこっちの物です。店中の品を手に取って見せていただきました。
そして2階に上げてもらってお茶を出してもらって骨董談義でした。
奥の部屋から次から次に垂涎の逸品を出してきてくれて、細かくその品について教えてくれました。
最後には、古伊万里にとどまらず、吉田屋九谷まで見せていただけました。
古伊万里の本何冊分もの知識を、それも生きた生の知識を教えて頂いたように思います。
ホントにありがとうございました。いい店との出会いでした。
しかし、ひとつだけ、重大な過ちを犯しました。
「あまり長居はいけません。」と書いておきながら、4時間もおじゃましてしまいました。またしてもゴメン。
お〜っと危うく書き忘れるところでした。
chieさん。オジャマしました。ステキな笑顔でお見送りありがとうございました。
時々、お店ででもあるいは、インターネット上でも見かけますが、値段表示の無い店がありますよね。
あれなぜでしょうかね?
おそらく「本当にその商品に惚れたら、値段なんか関係ないだろう。本当に気になる品ならお客さんの方から尋ねてくるだろう。」って主旨で表示してないのでしょうか?
もしそうだとしたら一言、世の中社長さんばかりではありません。小市民としたら購買意欲は確実に下がります。
もし電話で尋ねたとして、いや、そこまで進む人はかなり限られてくるでしょうね、たとえ勇気を振り絞って尋ねたとして、自分の思いより安けりゃいいけど、高かったらおそらくシドロモドロ、その店との付き合いそこで完全にストップでしょうね。
「大トロ 時価」と同じだと思います。「大トロ 3000円」って書いてくれていると、なかなかそう簡単には、口にできないだろうけど、懐具合がいい時に、もしかしたら冒険してみるかもしれません。
それと、あまり多くの商品の値段を尋ねるとなると「あんたの欲しいのいったい何なの?」って思われると嫌だから絶対に聞けませんよね。
「大トロはいくら?」「雲丹はいくら?」「アワビはいくら?」聞けません聞けません!
また、違う意味で、客を見て値段をつけるのでは?との懸念がわいてきます。
「私は一見客だから、高く吹っかけられるのでは?」と、小市民は考えてしまいます。
この世界を、明るいオープンな物にする意味でも、値段表示は絶対に必要な物だと思います。
いかがでしょうか?
上の話の続きですけど、この頃骨董市とかでも、値段表示の無い店が増えているように思います。
そしてそれと同時に、この言葉が増えてきた様に思います。
「いくらまでやったら出せるか?」この言葉を聞いた事の無い方っておそらく居ないのではないでしょうか?
これおかしいですよね。逆ですよね。
お客の方から「いくらまでだったらお勉強していただけますか?」って聞くのが普通ですよね。
そうそう、そのお客からの「いくらまでだったらお勉強していただけますか?」の返事が「いくらまでやったら出せるか?」って事も多々ありますよね。
返事に困ってしまいますよね。
あまり安過ぎる値段を答えるのも失礼だし、ぜんぜん相場のわかってないやつだと思われるのも嫌だし、相手が思っている額より高かったら、損ですし、、、。
これは是非やめて頂きたいです。
とことん駆け引き、値切り倒しをするお客にはやむを得ないかもしれませんが、少なくともえげつない駆け引きの出来ない小市民相手には、、、。
と、なるとやはりここでも値段表示は必要って事でしょうね。

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